オウンドメディアとは?メリット・デメリットも合わせて解説

オウンドメディアとは?メリット・デメリットも合わせて解説

こんにちは。インターンの佐々木です。本日はオウンドメディアってそもそも何?聞いたことはあるけど、詳しくは理解できていないという方のために、オウンドメディアは何なのかを解説します。簡単にメリットデメリットも含めて解説するので、マーケティング戦略の一つとしてオウンドメディアを検討しているという方は参考にしてみてください。

オウンドメディアとは

まず、オウンドメディアがそもそも何かわからないという方のために、簡単に説明します。オウンドメディアとは企業が自社で運営・管理をしている情報発信に用いる媒体のことを言います。なので厳密にいうと、自社のコーポレートサイトや会社案内のパンフレットなども含まれますが、実際には自社からユーザーに向けて、独自の情報を発信するWebサイトのことをオウンドメディアと呼んでいます。

いくつか事例をあげると、

・サイボウズ式
サイボウズが運営する「新しい価値を生み出すチーム」のための、コラボレーションとITの情報サイト。

・ニキペディア

ニキビ製品を取り扱っている企業が運営するメディア。ニキビや肌荒れに対してのスキンケア方お法を解説しています。

などがあります。

オウンドメディアの特徴

オウンドメディアにはユーザーに有益な情報を発信することで会社や製品・サービスへの理解を促し、ユーザーとの関係構築や接点を作ることができるという特徴があります。

そして、オウンドメディアに関連して、トリプルメディアという言葉があります。トリプルメディアとは、企業が顧客に情報を伝えるために利用するメディアを分類するための考え方です。

トリプルメディアには

  • オウンドメディア
  • ペイドメディア
  • アーンドメディア

の3つがあります。

トリプルメディアの概要と関係性は以下です。

メリット・デメリット

各メディアのメリットデメリットをまとめました。どのメディアにもいいところ、悪いところがあるので、各メディアの特性を活かし組み合わせて使っていくことが重要です。

種別 メリット デメリット
オウンドメディア
  • 自社で自由に管理が可能
  • コストをかけず長期的に活用できる
  • コスト効率が高い
  • ユーザーにとって必要とされる情報を配信できる
  • PV数が保証されるものではない
  • 効果が出るまでに時間がかかる
ペイドメディア
  • 即効性がある
  • 自社で管理ができる
  • ある程度効果が予測できる
  • 反応率が低くなってきている
  • 競合が増えている
  • 信用性が低い
アーンドメディア
  • 情報の信頼性が高い
  • 透明性が高い
  • 自社で管理できない
  • 悪い情報が広まる恐れがある

オウンドメディアで解決できること

効果的なオウンドメディアの活用することで、解決できることは以下の3つとなります。

ユーザーからの信頼獲得

まず、オウンドメディアを運用することでユーザーのロイヤルティ向上と潜在層へのアプローチすることが可能となります。

オウンドメディアでは潜在層・顕在層の顧客に役に立つ情報を出し続けることで、ユーザーのロイヤルティ(忠誠心や愛着)を高めていくことができます。ロイヤルティが高まるとビジネスにさまざまなメリットをもたらします。例えば、他社との比較検討がされにくい、価格競争に巻き込まれにくい、継続発注をもらいやすいなどです。

また、従来の広告手法は顕在層に向けた物が強く、潜在層に対しての訴求力は弱い傾向にあります。オウンドメディアでは潜在層から訴求することが可能となり質の高い顧客育成していくことができます。ユーザー目線のコンテンツ提供を通じて、信頼関係の構築を実現することは、オウンドメディアならではのメリットです。

SEO対策

次に、SEO対策への活用とオウンドメディアの資産性について解説します。

オウンドメディアでは、ターゲットとなるユーザーの検索キーワードを分析し、キーワードごとにコンテンツを提供していきます。ターゲットの中でも様々なニーズを抱えたユーザーにアプローチすることが可能となります。

また、各キーワードごとに検索上位に表示されるようになれば、見込み客が継続的にオウンドメディアへ来訪してくれる状態を生み出すことが可能です。ペイドメディア(リスティング広告など)はお金を払い続けなければ、ユーザーの流入は見込めませんが、オウンドメディアでは一度コンテンツを作ると、それ自体が資産となり、長期にわたってユーザーにアプローチできます。

効果検証と改善

最後に結果の分析と改善策の打ち出しについてです。オウンドメディアでは、どれだけの効果があったのか数値をもとに検証し、改善していくことが可能です。いつ、どれだけの人が、どのページに、どのキーワードで流入してきたか、そこからどれだけの人がコンバージョンに繋がったのか等。定期的に分析を行い、精度の高い改善策を打ち出し、効果を高めていくことが可能です。

まとめ

本日はオウンドメディアについてまとめました。マーケティングには様々な手法がありますが、各手法の強み、弱みを把握したうえで自社にとって必要だと思えるものをどんどん取り入れてみてください。