北海道のインバウンド状況とマーケティングデータ【韓国編】

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こんにちは。インターンの佐々木です。国内のマーケットだけではなく、海外のマーケットを狙いたいという方向けに、海外のマーケティング情報を解説します。

訪日韓国人観光客数の推移

まず、北海道に毎年どれだけの人が来ているかを紹介します。

2011年あたりで、東日本大震災があったため減少していますが、その後は急速な伸びで右肩上がりを続けております。しかし、2019年に日本と韓国の外交問題のため、減少しています。北海道の訪日韓国人観光客数の2019年はまだ出ていないので、以下で日本全体の物を紹介します。

2018年の訪日韓国人観光客数は753万人に対して、2019年は558万ににまで落ち込んでいます。前年比で約25%減少しています。

2020年はコロナウイルスの影響でこれまでと比べるとほぼ0に等し数字に落ち込んでしまっていますが、本来は多くの韓国の方が、北海道が好きでよく来ていたことがうかがえます。

訪日外国人観光客数に占める韓国人の割合

韓国人の観光客数は、インバウンド全体でみるとみていきます。

出典:JNTO https://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/pdf/200117_monthly.pdf

2019年の訪日外国人観光客数は全体で3188万人でした。韓国人観光客数は2018年から減少していますが、全体でみると中国に次いで2位の人数です。約20%近くの割合になります。インバウンドをターゲットにした集客を考えた時に、韓国のマーケットはまだまだ大きいことがうかがえます。

韓国マーケットを狙うには

では訪日した韓国人をターゲットにして、商品販売や店舗集客を行いたいと考えた時にどのような施策が考えられるでしょうか。インバウンドの集客を考えた時に、日本人集客と同じように考えていると失敗してしまうことが多いです。日本と海外では、生活習慣、考え方、文化も違います。インターネットを活用した集客をとっても、検索エンジン、よく使われているSNS、情報収集の仕方も変わってくるので、その国にマッチした方法で施策を行っていかないといけません。

ここからは、韓国での集客を考えた時の各種データを紹介します。

検索エンジンのシェア

皆さんは現在なんの検索エンジンをお使いでしょうか?日本だと、ほとんどの方がgoogleもしくはyahooをお使いだと思います。韓国では、googleよりも、NAVERという検索エンジンが主流で使われています。以下に2019年の韓国人の検索エンジンのシェアを紹介します。

出典:INTERNET TREND http://internettrend.co.kr/trendForward.tsp

1位のNAVERは全体の半数以上である58%の人が使っています。googleは約3割程度です。このデータから見て取れるように、韓国での検索エンジンの主流はNAVERとなるため、広告等を出すときも、googleだけではなくnaverにも広告を出稿しなければ、半数以上の人にアプローチができなくなってしまいます。

SNS利用状況

次に、SNS等の利用状況を解説します。

出典:DATA REPORTAL https://datareportal.com/reports/digital-2019-south-korea

まず韓国でもっともよくつかわれているSNSはカカオトークです。これは日本でいうLineと同じものになります。次いでyoutube、facebook、instagramと続きます。

SNS広告等でのプロモーションもインバウンド集客には有効となりますが、国ごとにユーザー数などは変わってくるため、事前に確認することをお勧めします。

まとめ

本日は、インバウンド集客の中でも韓国のデータを解説いたしました。インバウンド集客を成功させるために、まずはその国の情報をしることが大事になります。本記事や、実際にその国に住んでいる人などに聞きながら情報を取得してみてください。