北海道のインバウンド統計データまとめ

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こんにちは。インターンの佐々木です。本日は、北海道のインバウンド統計データを紹介します。
北海道に来ている訪日外国人観光客数がどれくらいいるのか、国ごとの割合などを紹介いたしますので、今後のターゲット選び等に役立てていただければと思います。

北海道の観光入込客数の推移

まず、北海道に来ているすべての観光客数は、2018年時点で5520万人です。2018年9月に北海道胆振東部地震が発生したために、2017年からはわずかに下がっていますが、高い水準を維持しています。また、このうち312万人が外国人観光客です。北海道全体の約5.6%となっています。

日本全体の外国人観光客数は3163万人なので、外国人観光客数の中の北海道に来ている割合は約9.8%です。北海道が外国人にとって人気の旅行先になっていることがうかがえます。

出典:北海道経済部観光局 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kkd/toukei/2019genkyou_honbun.pdf

インバウンド観光客月別統計データ

次に北海道に来ているインバウンド客の月別の状況を見ていきます。北海道は温かくて過ごしやすい、夏とウィンタースポーツが楽しめたり、雪まつりのある冬が最も人気のあるシーズンとなります。反対に、4月や10,11月の春、秋は他のエリアと比べて肌寒く、特徴のあるイベントなどもないため、観光客数は落ち込みます。以下は2018年度のデータになるので、北海道胆振東部地震の発生した9月が最も低くなっていますが、例年であれば8月と大きく変わらない水準です。

出典:北海道経済部観光局 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kkd/toukei/2019genkyou_honbun.pdf

インバウンド観光客の国別統計データ

次にインバウンド観光客の国別の統計データです。中国、韓国、台湾が上位3か国となり、インバウンド観光客全体のそれぞれ20%程度を占めています。また、中国、韓国、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、タイなどのアジア諸国で全体の8割程度を占めています。インバウンドへのマーケティングを考えた時に、実際に日本に来る外国人のほとんどは、アジアからの来ることになるので、アジアメインの集客施策を優先的にとっていった方が良いということがわかります。

北海道地域別統計データ

北海道にくる外国人観光客はどのエリアに行っているのでしょうか?まず、7割以上の方が道央エリア(主に札幌)に訪れています。続いて、道北や、函館などのある道南が1割づつ程度となっています。

出典:北海道経済観光局 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kkd/toukei/R1_kamiki_honpen.pdf

インバウンド観光客の滞在期間統計データ

最後にインバウンド観光客が一度にどれくらいの期間滞在するのかを示したデータです。インバウンド観光客で最も多いのは6泊以上で32.2%となっており、3割の方が約1週間は滞在しています。滞在する3泊以上の方で8割9割程度を占めているので、日本人の旅行客に比べてかなり長いことがわかります。

出典:北海道経済部観光局 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kkd/toukei/2019genkyou_honbun.pdf

まとめ

本日はインバウンド観光客に関する様々な統計データを紹介いたしました。今年はコロナウイルスの影響でインバウンド観光客の取込は難しくなることが予想されますが、いずれ戻ってくることを見据えて、これまでのデータを参考にしてみて下さい。